2016年4月から6月のiOS App StoreとGoogle Play Storeを分析したApp Annieの「2016年第2四半期 アプリ市場動向レポート」によると、iOSアプリのゲームカテゴリーの収益で中国が米国を抜き1位となりました。
中国企業のゲームがランキング上位を占める
2016年第1四半期に全カテゴリにおける総収益で世界2位になった中国ですが、今回ゲームカテゴリでは初の1位となりました。2016年第2四半期の収益は、昨年同期比で約2倍に伸長しています。
中国国内の企業によるアプリが上位
成長を続ける中国のアプリゲーム市場は、現地企業によるアプリが上位を独占しており、7月20日現在の中国のAppStoreのランキングでは、テンセントのグループ企業によるアプリがトップ10の中に4つランクインしています。
特に、梦幻西游(Fantasy Westward Journey)といったMMORPGやMOBAといったジャンルのゲームがこの成長を牽引しているそうです。
中国企業と提携して参入する海外企業
中国に複雑な規制があり海外企業はビジネスに参入しにくいというのは常識となっていますが、これはアプリゲーム業界にも言えそうです。実際に、日本のNARUTOやドラゴンボールといった版権を使ったゲームがテンセントからリリースされており、ランキングでも上位となっています。
いま世界で注目されているポケモンGoも中国でのリリース見込みは現在のところないので、今後どうなるか気になるポイントです。