インターネットをしていると、ときどき耳にする「ブックマークレット」ですが、ブックマークとどう違うのか気になっている人も多いのではないでしょうか。今回は、ブックマークレットについてご説明します。
ブックマークレットとは?
ブックマークレットはインターネットでお気に入りのサイトを登録しておける、ブックマークと非常によく似ています。そしてブックマークレットを使用するといつも閲覧しているWebサイトで、さらに便利な機能が使えるようになります。
ブックマークレットの機能は特別なソフトをインストールしたりしなくても使用することができます。まずはサイトをブックマークに登録し、URLの部分をブックマークレット用に編集するだけです。
ブックマークレットが登録されたURLの先頭には「javascript」と書かれています。つまり、ブックマークレットはJavaScriptという言語で書かれたプログラムだったのです。このプログラムによりユーザーはブックマークレットで便利な機能を使えるようになるのです。
ブックマークレットの作り方
では、どのようにしたらブックマークレットを作ることができるのでしょうか。
ブックマークレットを配布しているサイトには「このリンクをブックマークバーへ」「このボタンをドラッグ&ドロップ」などと記載されています。サイトの指示通りに操作を行うとブックマークバーにブックマークレットを登録することができます。あとは使いたいサイトへ移動してクリックしてみましょう。
サイトによってはブックマークレットの本体であるJavaScriptのコードそのものをかいてあることもあります。こういう場合はダミーのブックマークを作成し、URLを書き換えるという方法があります。まずは適当なサイトをブックマークとして登録しましょう。そしてプロパティを開き、URLの欄にコードをコピーして貼り付けます。そして名前の欄は自分で分かりやすい名前に書き換えると完成です。
スマホでも使える?
スマホでももちろんブックマークレットを使用することができます。
Google Chromeを使用している場合を例にして説明すると、最初にパソコンでブックマークレットを作成します。そしてスマホのブラウザを開き、作成したブックマークを同期させましょう。
このままブックマークから機能を使用したいところですが、一つ注意点があります。実はパソコンと同じように実行しようとしてもうまくブックマークレットが機能しないというパターンが非常に多いのです。そんな時はアドレスバーに直接ブックマークレットの名前を入力してください。そして「javascript:」で始まるブックマークレットが表示されたらタップして、ブックマークレットを起動させましょう。
おすすめブックマークレット
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このブックマークレットを使用するとページのスクリーンショットが小さく縮小された画像で生成されます。さらにページのタイトルを表示し、クリックするとページのリンクへ飛ばすこともできます。他のWebサイトや商品を紹介したいという場合に重宝しそうですね。
Type Sample
クリックした文字のフォントとサイズを自動で取得してくれるブックマークレットです。Webサイトを閲覧していてかっこいいフォントを発見したときに調べることができれば便利ですよね。主にデザイン系のお仕事で活躍しそうな機能です。
テキストリンク作成ブックマークレット
ブログやホームページ作成時に他のページにリンクを張る場合は、<a href="サイトのURL">のように一つ一つタグを打ち込む必要があるのですが、このブックマークレットを使用すれば自動的にリンクタグを作成してくれます。手作業でタグを作成するとどうしてもスペルミスが発生しがちなので、大量にリンクを作成しなくてはならない場合に特に便利ですね。
ソーシャルてんこ盛り
気になるサイトでSNSの反響を一気に知ることのできるブックマークレットです。TwitterやFacebook、はてなブックマークなどのシェア数を分析することができ、このブックマークレットを使用してSNSでシェアすることも可能です。様々なSNSを効果的に活用したい人には欠かせない機能ではないでしょうか。
まとめ
ブックマークレットは、JavaScriptで書かれたいつものWebサイトを、ちょっと便利に使用できるようにするプログラムのことです。上記以外にもYouTubeや楽天、Amazonなどの大手サイトで活用できるようなユニークな機能を持つものが無料で数多く提供されています。うまく活用するとインターネットでの作業を効率化してくれるので手放せなくなるかもしれませんね。