Java でデバッグ時などに、コンソール画面に文字列を出力する場合があります。ここでは文字列を出力する方法について説明します。
print(), println() の使い方
文字列を出力する場合は print() あるいは、println() を使用します。これらのメソッドの構文は以下の通りです。
1 2 |
System.out.print(表示する内容); System.out.println(表示する内容); |
print() は末尾に改行は付きませんが、println() は自動的に末尾に改行を挿入します。
以下は print() と println() を使用したサンプルです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
class Sample { public static void main(String args[]) { System.out.print("Hello "); System.out.println("World!"); System.out.print("Hello "); System.out.print("Hello "); System.out.println("World!"); } } |
実行結果
1 2 |
Hello World! Hello Hello World! |
上のサンプルでは文字列を引数に指定していますが、式や変数を引数に渡して出力することも可能です。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
class Sample { public static void main(String args[]) { System.out.println(2+3); String str1 = "Hello "; String str2 = "World!"; System.out.print(str1); System.out.println(str2); } } |
実行結果
1 2 |
5 Hello World! |
print(), println() で式を指定した場合は、その式の結果が表示されます。