ウェブマーケティングやアクセス解析をするときに、セッション、ページビュー(PV)、ユーザー数という言葉を耳にすることが多いと思います。
そこで今回は、セッション、PVといったGoogleアナリティクスなどのウェブマーケティングで使われる用語を解説します。用語は知っていても、それぞれの違いについてはっきりしていない人は、一度確認しておきましょう。
セッションとは
セッションとは、ユーザーがサイトを訪問し、ページを見始めてから(アプリであれば起動し始めてから)、回遊し、他のサイトへ行く(離脱する)といった、ウェブサイトの閲覧のはじめから終了までの、ユーザーが能動的に関わった行為、すべてを指す単位です。あるサイトを閲覧する時のユーザーの行動一連をセッションと呼びます。
PV(ページビュー)とは
PV(ページビュー)とは、ウェブサイト内のページが表示された回数のことです。ページビューはセッション数とセットで使用され、1セッションあたりどの程度ページが閲覧されているか確認することで、コンテンツの質を判断や、導線の改善をする際の目安となります。たとえば1回のセッションで4ページ閲覧された時は、ページビューは4とカウントされます。
ユーザー数とは
ユーザー数とは、ある一定期間の中で、そのサイトに訪問した固有のユーザーの数です。ユーザー数はブラウザのCookieをもとに算出しているため、期間内に同じユーザーが同じサイトを何度も訪問したとしても、セッション数の増加と異なって、ユーザー数は数値が増えません。しかし異なるブラウザ、異なる端末から閲覧した場合は、別のユーザーとしてカウントされます。
ユーザー数、セッション、PVの関係
ユーザー数とセッション、PVの関係を整理すると、下の図のようになります。
さらに、ユーザー数とセッションには次のような関係があります。
上の図のように、一定の期間内に同じユーザー(同じブラウザ)から複数のセッションが発生した場合は、ユーザー数は1、セッション数はセッションの回数(上図では2)とカウントされます。ユーザー数はCookie数と考えてもよいでしょう。
まとめ
セッション、PV、ユーザー数の違いについて解説してきました。セッションは開始から終了までの一連の操作を指す、PVやユーザー数と深い関係のある指標です。ユーザー行動を見える化する指標であるセッションを覚えて、ウェブマーケティングを行ってみてください。