Webページを閲覧する時は、Webブラウザ(IE, FireFox, Google Chromeなど)経由でページに接続し、サーバーから画像やテキストのコンテンツを取得します。その際リクエストが正常に処理されたことや、エラーがあったことなどをブラウザに伝えるためのコードが「HTTPステータスコード」です。
今回は、その中でも「HTTP304(Not Modified)」というステータスコードについてご紹介します。
HTTP304の意味
HTTP 300番台
「HTTPステータスコード」は数字によって、異なる意味をもちます。
HTTP300番台はエラーを表すものではなく、主にページの「リダイレクション」の用途で使用されます。Webブラウザのリクエストを完了させるために追加の処理が必要な場合に、これらのステータスコードが返されます。
HTTP304
HTTP304は「更新されていない」という意味のコードです。アクセス自体に問題はなく、対象ページのコンテンツ(テキストやメニュー、画像など)が前回のアクセス時から更新されていないことを伝えています。
このステータスを受信した場合は、サーバーからコンテンツのデータがダウンロードされません。その代わりに、前回アクセスした時のブラウザ内のキャッシュを取り出してコンテンツを表示します。サーバーからコンテンツをダウンロードする処理が行われないので、より高速にWebページを表示できます。