MySQLでユーザーを削除したいときには「DROP USER」を使用します。
DROP USERの使い方
DROP USERの書式は以下の通りです。
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DROP USER ユーザー名; |
指定したユーザーが削除されます。ただし、DROP USERを使用するには、CREATE USER権限またはDELETE権限が必要になります。
また、存在しないアカウントを削除するとエラーが発生します。
ユーザーを削除する
以下はDROP USERを使用してユーザー「user@localhost」を削除する例です。
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DROP USER 'user'@'localhost'; |
複数ユーザーを同時に削除する
複数のユーザーを削除したい場合には、「,」で複数のユーザーを指定します。
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DROP user1, user2, user3; |
セッション中のユーザーを削除した場合
「DROP USER」では、ユーザーを削除した時点でもし対象ユーザーが作業していた場合はそのセッションは中断されません。セッションが終了した後にユーザーが削除されます。
削除したユーザーの権限について
DROP USERを使用すると、ユーザーが削除されるとともに削除されるユーザーの権限行も自動的に削除されます。ただし、MySQL5.0.2未満ではDROP USERを使用する前に「REVOKE」でユーザー権限を削除する必要があります。
また、削除されたユーザーが以前に作成したデータベースやオブジェクトが自動的に削除されることはありません。