多くの企業で取り入れられるようになったブレストですが、一方でブレストを行ったものの「議論が盛り上がらなかった」、「アイデア出しとしては効率が悪い」という意見もよく聞かれます。
活発に意見が出てくるブレストを行うためには、その原則を知り、正しい方法で行うことが大切です。効率的なブレストのために参考にしたいサイトとスライドをご紹介します。
ブレストとは?
そもそもブレストとは、ブレインストーミング(Brain Storming)の略称であり、集団でアイデアを出し合い、発展させることによってひとりでは思いつかないようなアイデアを生み出すという会議方法です。新しいサービスや商品の企画、既存サービスの見直しなど、たくさんのアイデアが求められるシーンで用いられています。
さまざまな考えを持った人たちが自由にアイデアを出し合うため、斬新な発想が大量に生み出されるというメリットがあります。
ブレストのコツが学べるサイト2選
実際にブレストを行う上でのルールや手順などを、わかりやすく紹介しているサイトです。
ポスト・イット(r) ミーティングソリューション(tm)
ブレストなどアイデア出しの場面でポスト・イット(付箋)を活用しているという方も多いと思いますが、そのポスト・イットの発売元3Mのサイトでブレストのルールや方法について、簡潔にまとめられています。ブレストの手順も丁寧に書かれているので、とてもわかりやすいです。
ブレストを活性化させる7つのテクニック(nikkei BPnet)
面白法人カヤック代表取締役・柳澤氏によって、下記【ブレストを活性化させる7つのテクニック】がくわしく紹介されています。
1:数を宣言する
2:質問禁止
3:そもそも論に立ちかえる
4:最近気になったことから話を膨らませる
5:ビジュアルを先にイメージしてしまう
6:ネーミングから考える
7:目の前にあるものをとりあえず口にする
「ブレストの経験があまりないメンバーでブレストをする場合には、この7つのテクニックを紙に書き、会議中でも誰もが見られるようにしておくのがお勧め」とあるとおり、慣れないうちは常にこの7つのテクニックを意識しながらブレストをすすめると効果的なブレストが行えそうです。
ブレストのコツが学べるスライド2選
サイトだけではブレストのコツがわかりにくいという方むけに、内容が入ってきやすいスライドを使ったものをご紹介します。
面白法人カヤックと一緒にやる、ポンポンアイデアが出るブレストワークショップ
上で紹介した面白法人カヤックの社員によるWEB生放送の授業のスライド。様々なアイデアの発想法やそれを実践をしているスライドが多くとてもわかりやすいです。まるで本当に授業を受けているように、ポンポンとテンポよく読み進められます。
ブレインストーミングの技術(1DAYワークショップ)
アイデアプラント代表・石井力重氏によるスライド。ブレストの具体的な技術が絵や図を多用して、くわしく丁寧に紹介されています。
ブレストで使えるアプリ2選
ゼロ秒思考アプリ
自動的に1分間タイムがはかられ、瞬時にアイデアを出すことを訓練できるアプリです。作成したメモは保存されるため、自分で見返すことができます。
MindNode – Delightful Mind Mapping
アプリ内でキャンパスが無限に広がるため、膨大な量のアイデアをすべて1枚にまとめることができます。マインドマップを構成する上で、文字の色やフォントを変えられるので情報を整理しやすいです。
まとめ
これからブレストを始める方、これまでブレストを行ってもうまくいかなかったという方は、ぜひ今回ご紹介したルールや方法を意識しながら、ブレストを行ってみてください!