キャッチコピーとは、商品やサービスをインパクトのある言葉で短くまとめたものです。 CMや広告、ポスターなど目を引くうたい文句を見かける機会も多いと思います。
キャッチコピーは「誰に」「何を」「どのように」伝えるか、といった観点から作られており、その一言による広告効果は意外と大きいものです。 実際の企業のキャッチコピーを紹介するので、参考にしてみてください。
お、ねだん以上
低価格で家具や日用品を販売しているニトリのキャッチフレーズです。 北海道創業のニトリは地元では家具屋で定着しているようですが、業態はホームファニシングというジャンルになるそう。
値段以上のものが見つかるかも、と思わせるキャッチフレーズです。
あなたと、コンビに
大手コンビニチェーン店のファミリーマートです。 ファミリーマートのCMの中でいくつかキャッチコピーがありますが「あなたとコンビに」はその1つです。
キャッチコピーには「便利(コンビニエンス)な存在であること」「お客様といっしょに」という意味がこめられており、企業スローガンとしても設定されています。
お口の恋人
コアラのマーチや板チョコのガーナで知られるお菓子メーカーです。 ロッテの由来は、ゲーテの著書「若きウェルテルの悩み」に登場する「シャルロッテ」という女性の名前です。
永遠の恋人として知られるシャルロッテのように、世界中から愛されるように、とこのキャッチフレーズがつけられました。
カラダにピース
乳酸菌飲料カルピスで有名な会社です。 ちなみに、カルピスの「カル」は「カルシウム」の略称でピスは、サンスクリット語の「熟酥(じゅくそ)」(サルピス)が由来になっています。
身体に優しい乳酸菌を元に、健康と平和のイメージがこめられているようです。
味ひとすじ
味ひとすじには、創意と工夫で商品・サービスを常に考え、創り出すこと・お客様に実感、満足していただく「おいしさ」を提供し続けること・食を通じて幸せで豊かな社会づくりに貢献していくこと・といった意味がこめられています。
ココロも満タンに
資源の開発、提供、販売を行っているコスモエネルギーグループです。
キャッチフレーズはコピーライターの仲畑貴志氏が考えたそうで、調和と共生、未来価値の創造を経営理念として掲げるコスモエネルギーグループの顧客へのメッセージスローガンにもなっています。
インテル入ってる
アメリカに本社を持つ半導体素子メーカーです。インテル自体の由来はIntegratedElectronics(統合電子工学)の略称です。
アメリカで使われているキャッチコピーやロゴには「intel inside」が使われており、英語を訳してインテル入ってるでは?という説もありますが、実は「インテル入ってる」が先で、日本発信なのだそうです。
まとめ
日ごろCMで耳にするキャッチコピーはインパクトがあり、印象に残りやすいものばかりです。
それらは創意工夫がこらされており、クスっと笑えるものから、感心させられるものまで様々ありますが、言葉1つにこだわることで伝えたいイメージや商品をユーザーに印象に残すことができるようになります。