【free】Linuxでメモリの使用状況を確認するコマンド

Linuxでメモリの使用量、ハードディスク内にあるスワップ領域の使用量を確認する場合は、freeコマンドを使用します。

Freeコマンドの使い方

Freeコマンドの書式は以下の通りです。

オプション

-b メモリの容量をバイト単位で表示します。
-k メモリの容量をキロバイト単位で表示します。
-m メモリの容量をメガバイト単位で表示します。
-s 指定した秒間隔で表示を続けます。
-t 物理メモリとスワップメモリの合計も表示します。
-V バージョン情報を表示します。

使用状況を確認する例

freeコマンドを実行すると以下のような情報が表示されます。

それぞれの項目の意味は以下の通りです。

項目名 説明
Mem メインメモリのサイズ (※1)
/+buffers/cache ページキャッシュとバッファキャッシュを含むメモリサイズ
Swap スワップ領域のメモリサイズ
total 総容量(※2)
used 使用量
free 空容量
shared 共有メモリ(プロセス間で共有できる領域のメモリ)
buffers バッファキャッシュ
cached  ページキャッシュ

※1:メインメモリのサイズは、バッファキャッシュとページキャッシュを含みません。

※2:OSがディスクキャッシュ(ページキャッシュやバッファキャッシュなど)に使用しているメモリも含みます。

メガバイト単位で表示する例

freeコマンドはデフォルトでは容量がキロバイトで表示されます。メガバイトで表示したい場合は「-m」オプションを指定します。

物理メモリとスワップ領域の合計を表示する例

物理メモリとスワップ領域の合計も表示したい場合は「-t」オプションを指定します。

オプションを連続で記述することで複数のオプションを指定することが可能です。


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