Linuxでファイルシステムのディスクの使用状況を確認する場合は、dfコマンドを使用します。
dfコマンドの使い方
dfコマンドの書式は以下の通りです。
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$df [オプション] [ディレクトリ・ファイル] |
オプション
-a | MNT_IGNOREフラグでマウントされたものも含め、すべて表示します。 |
-b | サイズをバイト単位で表示します。 |
-k | サイズををキロバイト単位で表示します。 |
-m | サイズをメガバイト単位で表示します。 |
-g | サイズをギガバイト単位で表示します。 |
-h | サイズに単位の文字を付加して表示します。 |
-l | ローカルファイルの情報のみ表示します。 |
-t | 指定されたファイルシステムのみ表示します。 |
ファイルシステムの使用状況を確認する例
以下はdfコマンドでファイルシステムの使用状況を確認する例です。
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$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mouned on /dev/sda1 48G 18.2G 36G 37% / tmpfs 256M 0 256M 0% /dev/shm |
この例では表示を見やすくするために「-h」オプションを付加して実行しています。
各項目の意味は以下の通りです。
項目 | 説明 |
Size | 全体のサイズ |
Used | 使用量 |
Avail | 残量 |
Use% | 使用率 |
Mounted on | マウント位置 |
/dev/sda | SCSIタイプで接続されたHDDを示します。 |
tmpfs | 一時ファイルが使用する領域 |
ファイルシステム名を指定して表示する例
「-t」オプションを使えば、ファイルシステムを指定して表示できます。
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$ df -ht ext4 Filesystem Size Used Avail Use% Mouned on /dev/sda1 4.7G 2.8G 1.7G 63% / |
ext4とはLinux特有のファイルシステムの名称です。オプションを連続して記述すれば複数のオプションを同時に指定することができます。