groupaddコマンドで新規のグループを作成することができます。
groupaddコマンドの使い方
groupaddの書式は以下の通りです。
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groupadd [-g -GID] グループ名 |
引数にはグループ名を指定します。
オプション
-g GID | 指定したグループIDを付与する |
-o | 重複したグループIDを許可する |
-p pass | 作成するグループに指定した暗号化パスワードを使用する |
グループを作成する
以下は、 admin というグループを作成する例です。
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$ groupadd admin |
作成されたグループは/etc/groupというファイルに追記されていきます。
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$ cat /etc/group | grep admin admin:x:505: |
グループIDは自動的に付与されます。グループIDのデフォルト値は/etc/login.defsファイルに記述されているGID_MINで設定されており、その値から重複しないように連番で付与されていきます。
また、既にあるグループ名を付けることはできません。
IDを指定してグループを作成する
グループIDを指定する場合は、「-g」オプションとグループIDを指定します。
以下は、グループID「3000」でグループ名「admin」でグループを作成する例です。
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$ groupadd -g 3000 admin |
「-o」オプションを付けない場合は、グループIDの重複はできません。
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$ cat /etc/group | grep admin admin:x:3000: |
adminのグループIDが3000になっていることが確認できます。