wcコマンドは、テキストファイルの行数、単語数、文字数などの情報を調べるためのコマンドです。
wcコマンドの使い方
wcコマンドの書式は以下の通りです。
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wc [オプション] ファイル名 |
引数で指定したファイルの情報を表示します。もしファイルを複数指定した場合は、それぞれのファイルの情報と合計の情報が表示されます。
オプション
-c | バイト数のみを表示する |
-l | 行数のみを表示する |
-m | 文字数のみを表示する |
-w | 単語数のみを表示する |
行数、単語数、文字数の情報を表示する
wcコマンドの引数に情報を表示したいファイル名を指定します。
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$ wc /etc/tmp/file1 50 60 997 /etc/tmp/file1 |
オプションを指定しない場合は、左から行数、単語数、バイト数を表します。
行数のみを表示する
行数のみを表示する場合は、「-l」オプションの後にファイル名を指定します。
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$ wc -l c/tmp/file1 50 /etc/tmp/file1 |
単語数のみを表示する
行数を表示する場合は、「-w」オプションの後にファイル名を指定します。
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$ wc -w c/tmp/file1 60 /etc/tmp/file1 |
バイト数のみを表示する
バイト数のみを表示する場合は、「-c」オプションの後にファイル名を指定します。
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$ wc -c c/tmp/file1 997 /etc/tmp/file1 |