Linuxのtimesコマンドを使うことで、シェルが起動してからのプロセスの使用時間を確認できます。timesはシェル組み込みコマンドです。
timesコマンドの使い方
timesコマンドの書式は以下の通りです。
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times |
timesコマンドで指定されたオプションや引数はすべて無視されます。
各種CPU使用時間を表示する
以下は、timeコマンドを使用した例です。
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$ times 0m0.142s 0m0.048s 0m0.052s 0m0.065s |
timesコマンドを実行すると、それぞれの使用時間が標準出力に出力されます。
timesコマンドの見方
実行時に表示される項目の意味は以下の通りです。
・1行目の左はシェルプロセスが使用したユーザーCPU時間
・1行目の右はシェルプロセスが使用したシステムCPU時間
・2行目の左はシェルのすべての子孫プロセスが使用したユーザーCPU時間
・2行目の右はシェルのすべての子孫プロセスが使用したシステムCPU時間
それぞれの時間は小数点以下第3位まで表示され、分(m)と秒(s)で表示されます。出力結果は、シェルが起動してから使用された時間であるため累積して計算されます。
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$ times 0m0.014s 0m0.017s 0m0.915s 0m1.178s $ times 0m0.015s 0m0.018s 0m1.008s 0m1.306s $ times 0m0.016s 0m0.019s 0m1.053s 0m1.366s |
上の例のように2回目、3回目の方が大きな値になります。