Linuxのunameコマンドは、システムのOS名やリリース番号、ハードウェア情報などを表示するコマンドです。
unameコマンドの使い方
unameコマンドの書式は以下の通りです。
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uname [オプション] |
オプション
-a | すべてのシステム情報を表示する |
-m | マシンのハードウェアの種類を表示する |
-n | マネットワークノードのホスト名を表示する |
-p | マシンプロセッサの種類を表示する |
-r | カーネルのリリース番号を表示する |
-s | カーネルの名前を表示する |
-v | カーネルのバージョンを表示する |
システムの情報を表示する
以下は、unameコマンドを実行した例です。
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$ uname Linux |
オプションを指定しなかった場合は、カーネルの名前のみが表示されます。この結果は「-s」オプションで実行した場合と同じです。
すべてのシステム情報を表示する
すべてのシステム情報を表示する場合は、「-a」オプションを指定して実行します。
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$ uname -a Linux example.com 2.6.32-573.12.1.el6.x86_64 #1 SMP Tue Dec 15 21:19:08 UTC 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux |
左からカーネル名、ホスト名、カーネルのリリース番号、カーネルのコンパイル日時、プロセッサタイプ、ハードウェアタイプ、OS名がスペースで区切られて表示されます。
もしマシンのプロセッサタイプやハードウェアタイプが不明な場合は「unknown」と表示されます。