Webディレクターの新人、これからWebディレクターを目指すという人向けにWebディレクターの基礎スキルについて簡単に説明します。
また、Webディレクターと言っても技術に強いディレクターからデザインに強いディレクターなどさまざまなタイプの人がいるので、発展スキルとしてWebディレクターの「強み」となるスキルについても合わせて紹介します。
Webディレクターの必須スキル
Webディレクターの基礎となるスキルを必須スキルと、身につけておくとベターなスキルに分けて説明します。
【企画・提案】
基礎の基礎とも言えるもので、このスキルをさらに細かく分けるとドキュメント作成能力とプレゼンテーション能力になります。自社サービス、受託開発を問わずに必要なスキルでしょう。
【進捗・スケジュール管理】
プロジェクトの進捗管理は、プロジェクトを成功に導く鍵となります。工数見積りから日々のタスク管理まで適切に行うのは、慣れていないと意外と難しいものです。
【交渉・調整力】
クライアントの要望をうまくまとめる能力や、他チームを巻き込みプロジェクトを推進していく調整力もディレクターには重要です。
【リサーチ・分析】
競合調査やユーザーリサーチ、さらに数値分析など
Webディレクターの応用スキル
次に紹介するのは、絶対に必要ではないですが、身につけておくと重宝されたり仕事の幅が広がるスキルです。
【会計・財務】
事業の責任者やプロデューサーとなるのであれば、会計の基礎知識はあったほうが良いでしょう。財務3表を読めるだけでも違ってくるはずです。
【法律】
著作権などの知的財産に関する法律や、個人情報保護などに関する法律は最低限知っておくほうが良いでしょう。
【SQL】
企業によってはKPIの取得にSQLなどを使うこともあります。SQLはプログラミングほど難しくはないので、覚えておいて損はないと言えます。
【ライティング】
メディア企業のディレクターはもちろんのこと、そうでない場合でも簡単な説明文などを書くことはあるので最低限のライティングのスキルはあると良いでしょう。
Webディレクターの強みとなるスキル
Webディレクターの基礎スキルを見つけたら、自分の強みとなるようなスキルを見つけると良いでしょう。
【プログラミング】
エンジニアと実装についてやり取りする時に、プログラミングの知識があると会話がスムーズになります。エンジニアとしても、プログラミング知識があるディレクターのほうが頼りになるでしょう。
【デザイン】
実際にデザインすることは少ないですが、デザインの知識が多少あるだけでもデザインの要件を決める時や、デザイナーに仕事をお願いする時に役に立つでしょう。
【マーケティング・SEO】
広告代理店などに任せてしまう企業も多いですが、マーケティングやSEOなどのユーザー獲得をするためのスキルは強みとなります。実際の広告出稿までできると仕事の幅はかなり広がります。
【統計・データマイニング】
データサイエンティストほどではなくとも、統計の基礎知識があると分析できることの幅が広がります。ABテストをやる場合は、有意水準くらいは知っていると良いでしょう。
まとめ
エンジニアなど専門職と違い、ディレクターの業務範囲は非常に幅広いです。まずは基礎スキルを身につけて、それから自分の興味・関心によって強みとなるスキルを伸ばしていくと良いでしょう。