Photoshopには、指で絵の具を伸ばしたように、写真の一部をぼかして広げる指先ツールという機能があります。油絵のようなイラストレーションを描きたいときや、ぶれた動きをつくりたいときなどに便利なツールです。
そこで今回は、Photoshopの指先ツールについて紹介します。
指先ツールの場所
指先ツールは、ぼかしツールの中に入っています。指先ツールが見つからない人は、ぼかしツールの上でクリック長押ししてみてください。ぼかしツールの中にある、シャープツールと指先ツールを選択することができます。
指先ツールの使い方
まずは、指先ツールを使用したい画像を開きましょう。今回は、下の画像を使ってぼかしツールを 使っていきます。
指先ツールを使ってぼかす
指先ツールを選択した状態で、ぼかしたい範囲をドラッグしてなぞっていきます。円から外側に向かってドラッグしてみたのが、下の画像です。円状に輪が燃えているような加工をすることができました。
指先パネルを使いこなす
Photoshop作業パネルの上部にあるサブメニューを使うと、細かい調整をすることが可能です。
指先ツールの大きさを変更する
一番左の項目では、指先ツールの大きさを調整することができます。加工したいオブジェクトの大きさに合わせて、サイズを変更すると良いでしょう。
ぼかす範囲の強さを変更する
強さの項目を変えると、ぼかして広げる範囲の変更ができます。数字が0%に近づくと色面の伸びが固く、100%に近づくと色面が広範囲まで伸びるようになります。また、全レイヤーを対象にチェックを入れると、選択しているレイヤーにあるオブジェクトだけでなく、すべてのレイヤーの色面を一緒にぼかすことが可能です。
まとめ
Photoshopの指先ツールの使い方について紹介しました。写真に写り込んだ小さなゴミなども、指先ツールで手早く消すことができます。うまく使いこなして、作業を進めていきましょう。