この画像によってすでに想像がつくかもしれませんが、この記事は青という色についてのものです。UIデザインにおいて、青がもっとも重要な色の1つであることは間違いありません。そして、もっとも頻繁に使われる色でもあります。
自分のスマートフォンアプリのアイコンをちょっと見てみてください。FacebookやTwitter、Shazam、Safariなど、多くのアプリが青色なのがわかるでしょう。
なぜ青色なのか?
青色を使用する理由はたくさんありますが、ここでいくつかリストアップします。
人々に好かれている
調査によって、大多数の人が好みの色に青色を挙げていることがわかります。青は世界的に、もっとも安全な色だと考えられています。
自然を連想する
青は、きれいな水や晴れた空などを強く連想させます。そのため、特に好きな色として挙げられています。
UIデザイナーにとっての馴染みがある
UIデザイナーの視点から言って、青は非常に便利な色です。デザイナーのツールボックスにある、赤やオレンジ、緑のようなたくさんの色は、エラーや成功、注意/安全を知らせるものなどと、すでに強い結びつきがあります。そのため、デザイナーにとって青色はいい選択肢なのです。
革新的な印象を与える
多くの場合、企業は技術や革新を連想させるものとして青を使います。
安心感を与える
旅行業界のWebサイトやアプリでは、青はとても一般的な色です。青は信頼性を表現するので、旅行会社にとって良い色です。
製品に信頼感を与える
大抵の場合、適切な商品の使用であると納得してもらうために使われます。この場合、青を追加する目的はユーザーに信頼性を保証するためです。DellやIBM、Intel、AT&T、PayPalなどのテクノロジーブランドでは、青の持つ信頼できるメッセージを利用しています。これらの企業は、人々が毎日使用する製品を製作しています。
色盲の人でも認識できる
もっとも一般的な色盲のタイプ(赤や緑の色覚異常)は、青色を認識することができます。緑や赤のような色では、このようなことが言えないでしょう。
結論
この記事を読んで、なぜ青色がデザイナーの中でこんなに人気なのかを良くわかっていただけたかと思います。しかしこれは、あなたのアプリやWebサイトのメインカラーを青に変えるべきだと言っているのではありません。
青がすべてにおいてベストカラーだというわけではありません。単純に、普遍的なベストカラーは存在しません。
ある1つのサイトやアプリに有効なものが、ほかのものにも有効であるとは限りません。ターゲットの視聴者の好みに合わせて色を選択することが安全です。
結局のところ、あなたのデザインに適した色とはあなたのユーザーが正しいと思う色です。