あとからツケが回ってくる、Webデザイナーがおかしがちな4つのミス

Eric Karkovack

Ericは、20年以上の経験を持つWebデザイナーで、電子書籍Your Guide to Becoming a Freelance Web Designerの著者でもあります。彼のビジネスサイトはこちらからご覧いただけます。

この記事はSpeckyboy Design Magazineからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

Things That Come Back to Haunt Web Designers

人間なら誰でもミスはするものです。ミスは決して喜ばしくはないものかもしれませんが、貴重な学びの機会でもあります。

とはいえ実際には、ミスは突然起こり、そこで初めて学習することになるような状況がほとんどです。さらに1つの間違いによって、そのあと何度も悩まされることになります。そのような状況におちいると、自分から脱却するのは不可能だとさえ思えるでしょう。

おそらく最善の(そして唯一の)防御策は、そもそも間違いを避けることです。したがって、日常の作業にとりかかる前に、一度立ち止まって、いつか自分を苦しめるだろう状況を見てみましょう。将来の悩みの種を取り除けるかもしれません。

納得できないプロジェクトに取り組む

すべてのプロジェクトやクライアントに自分が納得できるとは限りません。そして、気に入らない箇所はきわめて早い段階で見つけられる場合がほとんどです。

ビジネスにおいてもっとも難しい作業の1つが、自分の直感を信じることです。利益を生み出す必要性や、ポートフォリオを構築する必要性といった数々の要因が邪魔をして、意思決定を曇らせるでしょう。

のちの作業が大変になると予想されるプロジェクトを引き受けることによって、ビジネスと健康に悪影響を与えることもあります。原因が作業そのものだとしても、信頼できないクライアントだとしても、またはその両方だとしても、好ましい状況ではありません。残念ながら、簡単に切り抜ける道は滅多にないでしょう。

そのため、快く感じないプロジェクトを引き受ける際には、同意する前に時間を割いて厳しく考慮する必要があります。気持ち良くプロジェクトを進められないと判断したら、断っても問題ありません。

コードやドキュメントの変更を記録しない

コードを書いたあと、「自分が覚えているから大丈夫だ」と思ったことはないでしょうか? 仮に抜群の記憶力を持ち合わせていたとしても、何かが記憶から抜けてしまうことは十分にあります。それによって、あなた(や次の開発者)が将来コードを管理することがより難しくなるでしょう。

ほかの変更についても同様です。たとえば、テンプレートから一時的にデザインの要素を削除したり、CSSを変更したりするときに、どのように作業したのかを記録する時間を割かないと、将来悩みの種として戻ってくるでしょう。過去の変更を探し出したり、数年前に書いたコードを見つけだしたりするために貴重な時間を無駄にするかもしれません。

時間とともにすべてが変化し、データが壊れてしまう可能性さえあります。そのときがきたら、それぞれの機能について詳細な説明があって良かったと思うでしょう。そのため、自分から骨を折って、さまざまなアイテムをドキュメントに書き始めましょう。将来、その作業に感謝する日が来るはずです。

信頼できないものを信頼する

Webデザイナーは、JavaScriptのライブラリからWordPressのプラグインまで、多くのサードパーティ製品を信頼する傾向があります。表面的にはそのことに何の問題もありません。最近私たちの仕事では、たくさんの異なるパーツを繋ぎ合わせてWebサイトを構築することが多いです。このようなサイトは、パーツが機能しなくなるまでは機能するでしょう。

実のところ、私たちが実装する事実上すべての外部で作られたコードは、Webサイトの中でつながりが弱くなる可能性があります。しかし、そのリスクを可能な限り軽減できるかどうかはデザイナー次第です。使用するプロダクトを時間をかけて調査することで、この問題を解決することができます。

次に何が起こるのかを予知できる能力はありませんが、適切に管理されているプロダクトとそうでないプロダクトの違いは把握することができます。

互換性や公開履歴といった要因を考慮せずに、大勢の人々が拡散しているという理由だけでプロダクトを選択することもあるでしょう。この選択に潜むリスクは、そのプロダクトが低質であると発覚した頃には、何か間違いがすでに起こっていることです。

時流に飛び乗る前にやるべきことがあります。サポートフォーラムと変更ログを確認し、潜在的な弱点をテストしましょう。事前に少し労力を割くだけで、管理しているすべてのサイトからかつて人気だったアイテムを削除する必要がなくなります。

自分のことを守らない

昔のことわざにもあるように、人々は「寸を与えれば尺を望む」ものです。あなたがコーヒーショップで後ろに並んでいるたくさんの人たちを率先して先に行かせるような心優しい人であれば、特に問題です。クライアントの要求にただ屈服していると、何倍もの損害になって戻ってきます。

クライアントのために何時間も残業したり、価格を引き下げたりするような行為は、自分に跳ね返ってくるでしょう。週末の夜にクライアントのメッセージに返信したら、その時間にメッセージを送っても問題ないと彼らはとらえるかもしれません。休息時間が普段より縮まっても、彼らはそれを日常的な出来事だと推測するでしょう。

このような状況は、クライアントだけが悪いわけではありません。人間は他人の反応に戻づいて態度を決めるものだからです。つまり、デザイナーが彼らにそのように行動させたのであり、彼らはこれからもその善意を利用し、利用したことについて何とも思わないでしょう。

ときには線を引くことも重要だと認識する必要があります。夕食や楽しい飲み会の途中でクライアントから何度も邪魔をされたい人は誰もいないでしょう。

あとあとのツケを回避するために

Webデザイナーは、自分たちを悩ませるだろうトラブルの種から逃れる方法を見つける必要があります。戦略的には、古典的なビデオゲームと同様に、未来を念頭に置いて行動しなければなりません。

ご想像の通り、将来起こり得る多くのトラブルは、面倒な作業を避けることで防ぐことができます。コードにコメントを付けたり、ソフトウェアを調査したり、プロジェクトの潜在的な結果を評価したりすることで、多くの問題を回避することができるのです。

幸いなことに、今回述べたさまざまな問題は回避できる、少なくともある程度緩和することができます。ミスから学ぶのも素晴らしいことですが、ミスを事前に防ぐことがもっと重要です。


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