フォントの選び方ひとつで、デザインの仕上がりが良くも悪くもなることは誰もが知っています。それ以上に、ネット上にはフォントがデザインの中心的な要素となっているケースが数多く見受けられます。あちらこちらに多くのフォントが散らばっているので、あるデザインに使われているフォントを特定することは簡単ではありません。
幸いなことにフォントを特定するのに役立つツールがいくつか公開されており、この記事ではその中でもおすすめなものをピックアップしています。ブラウザの拡張機能もあれば、Webアプリもあります。以下のリストをブックマークしておけば、デザインやWebサイトにどのフォントが使われているのかがすぐにわかるでしょう。
WhatFontIs
WhatFontlsは、画像をアップロードするか、そのフォントが存在するURLを入力することでフォントを特定することができるオンラインツールです。このツールは550,000以上の商用フォントとフリーフォントの広範なカタログがあり、AIを使ってフォントを特定します。
WhatFontTool
WhatFontToolはChromeとSafariのブラウザ拡張機能として、あるいはブックマークレットとして使うことができます。これをクリックしてからWebページ上のテキストにポインタを合わせるだけで、フォントの名前が表示されます。
WhatTheFont
MyFontsには、画像からフォントを特定することができるWhatTheFont という素敵なツールがあります。PNGとJPGの両方の形式に対応しており、133,000以上のフォントコレクションを使って、画像上のフォントにもっともマッチするフォントを見つけることができます。
Fontface Ninja
Fontface Ninjaもフォントを特定するブラウザの拡張機能です。このツールに特徴的な点は、自分の好きなテキストでフォントを試すことができ、価格表示かダウンロードリンクをクリックすることで即座にフォントを購入することができることです。Chrome、Safari、Firefoxで動作します。
FontSpring Matcherator
FontSpring Matcheratorを使えば、画像をアップロードするか、画像のURLへのリンクを共有することで使われているフォントを特定することができます。OpenType規格をサポートしており、タグによって特徴を指定することで検索結果を絞り込むこともできます。
Identifont
Identifontは今回のリストにある他のツールとは少し違った機能を持っています。あなたのフォントについて一連の質問をすることによってフォントを特定するのです。あなたの答えにマッチする上位３つのフォントを選び出し、類似したフォントも合わせて表示してくれます。
Serif Font Identification Guide
もし特定したいフォントがSerifに属するものであることが分かっているならば、このツールが役に立つでしょう。これはSerifフォントだけに特化したツールで、あなたはいくつかの質問に答えることで、どのSerifフォントが使われているのかを特定することができます。
Tiff
Tiffは、ユーザーがフォントの違いを明確にすることで、選択肢を絞り込むことができることを売りにしています。このツールを使って２つのフォントの違いを視覚的に強調することで、あなたは自分のプロジェクトに最適なフォントを選ぶことができます。
TypeTester
よく知っているフォントであっても、間違いなくこれだと特定できないこともあります。TypeTesterを使えば同時に３つの書体を比較することができるので、あなたは選択肢を狭めることができるでしょう。
Quora's Typeface Identification
答えが知りたいときには、質問するだけでいいのです。Quora以上に質問するのに適した場所はあるでしょうか？ 幸いなことにQuoraには、フォントの特定に特化したカテゴリがあるので、ぜひチェックしてみてください。世界中のフォント愛好家たちから答えが得られるでしょう。
まとめ
ネット上で見かけるフォントを特定はもう不可能なことではありません。今回まとめたようなツールのおかげで、どのようなWebサイトに使われているフォントも、また画像に重ねられたフォント、その他のグラフィックデザインに使われているフォントも簡単に特定することができます。ぜひこれらのツールを自分のデザインのツールボックスに加えて、フォント探しを楽しんでください。
