PhotoshopとPhotoshopエレメンツでは、機能の差から価格が大きく異なります。そこで今回はPhotoshopエレメンツが、Photoshopと何が違うのか、説明していきます。Photoshopエレメンツの購入を検討をしている人は、何ができて何ができないのかをきちんと把握してから、Photoshopを買うか、Photoshopエレメンツを買うか検討してみてください。
Photshopエレメンツとは
Photoshopエレメンツとは、Photoshopとほぼ同じように、画像編集・写真加工ができるアプリケーションです。細かな調整に制限がつく代わりに、Photoshopよりも直感的に操作することができます。仕事用でなく、家庭で写真の編集やイラストレーションを作成する用途であれば、Photoshopエレメンツでも十分に活用することができます。
Photoshopエレメンツで制限されること
Photoshopエレメンツで制限されることについて説明していきます。
カラーモードの種類
Photoshop Elements15では、カラーモードの種類でCMYKと16bit・32bitチャンネルが利用できません。CMYKのカラーモードは、入稿データを作る場合には必ず必要です。作ったデータを入稿したいと考えている人は、Photoshopの購入を検討してみる方が良いでしょう。
アクションの作成
アクション機能とは、操作を記録して別のファイルに適応したり、複数のファイルに適応するなど、繰り返し同じ作業を行う場合に作業効率を上げるのに便利な機能です。
アクションの詳しい説明については、以下の記事を確認してみてください。
しかしPhotoshop Elements15では、デフォルトのアクションを使用することだけに機能が制限されており、新規にアクションを作成して記録したり、編集したりすることができません。同じ作業をたくさんのファイルに適用させる必要がある人には、エレメンツの利用は向かないでしょう。
Photoshopエレメンツの利点
Photoshopエレメンツでできること、Photoshopエレメンツの利点を紹介します。
ガイド付き編集機能が使える
Photoshopエレメンツだけが持っている機能として、ガイド付き編集機能があります。多数のガイド付き編集機能から、適用させたい効果を選ぶだけで、ガイドに沿って手軽に画像編集を行うことができます。
一度買ってしまえば、追加料金がかからない
Photoshopエレメンツは、パッケージ版を購入してパソコンにインストールし、使用します。しかしPhotoshopでは、Creative Cloudで期間限定ライセンスの購入をする必要があり、継続して使用したい場合は、1年もしくは1ヶ月ごとにライセンス使用料を払わなければいけません。
Photoshopエレメンツでパッケージ版を購入した場合は、追加料金を払い続けることなく、ずっと使い続けることができます。Photoshopエレメンツの標準販売価格 は、13,800 円です。
まとめ
効率をあげたかったり、仕事に使うので細かい機能を必要としている人は、Elementsを使用すると細かいところで調整ができず、困ることがあるかもしれません。自分の使いたい用途と機能を照らし合わせて、どちらを購入するかよく検討してみてください。
また、Photoshopエレメンツは30日間、Photoshop Creative Cloudは7日間、体験版が利用できるので実際に使い比べることが可能です。(公式ダウンロードページはこちら)
Photoshop Creative Cloudの特徴や価格については、以下の記事で紹介しています。