パソコンを使ってブログの記事やメールの入力、打ち合わせの議事をタイピングする方は、スピーディーに長文をタイピングすることが多いでしょう。そこで今回は、長文をタイピングするコツと、実際どのくらいのタイピング速度が必要なのか、さらに長文のタイピングを練習できるサイトを紹介していきます。
なおスピーディに入力するためのタイピング技術として、ホームポジションとブラインドタッチが必要ですが、それらについての説明はこちらの記事を参考にしてください。
長文をタイピングするときのコツ
あなたは一度にどのくらいの長文を入力したことがありますか?一気に長文をタイピングすると時間も集中力も必要なので肉体的、精神的な疲労が発生します。そこで、一般的にタイピングしやすいと言われている姿勢が大切になってきます。
具体的には、背筋を伸ばす、ディスプレイは視線の高さより低く配置して40cmは距離を離す、肘の角度を90度以上にするということがよいと言われています。まずはこの姿勢をとって疲労に負けない態勢をつくっていきましょう。
そして、長文をタイピングしていると、何度も同じ単語を入力すると思います。何度も出てくる単語は日本語IMEの辞書に単語登録しておくと、変換効率やタイピングの手間が省けて楽ができます。
また、あなたの指や手のサイズとキーボードの間隔はどうでしょうか?何か違和感があるのならば、タイピングしやすいキーボードに変更するというのも、長文を早くタイピングするには良い方法です。
タイピング速度の目標となる数値
長文をタイピングするケースとして、自分の考えをブログやメールに向けてタイピングする、文字を見ながらタイピングする、もうひとつは音声を聞きながらタイピングする、ということが考えられます。
自分の考えをタイピングすることはあまりスピードを意識しなくてもいい場合が多いですが、文字を見ながらや他人の発言を聞きながらの場合はスピードが必要になります。一般的に1分間当たりに人が話し続ける文字数は、250文字から300文字といわれています。
全日本情報学習振興協会で行っているパソコン速記検定試験では会話や説明文を聞いて、ダイレクトに入力する能力を評価し、10分あたり3000文字を入力できる方は速記認定者となります。
しかしこれは超上級者なので、かなり修練が必要です。まずは文字を見ながら10分あたり400文字を目標にして、クリアできるようであればヒアリングしながら10分あたり1000文字の入力を狙っていきましょう。これだけでもかなりの熟練が必要ですので、まずは次にご紹介するサイトで地道に練習しましょう。
長文タイピングの練習ができるサイト
myTyping
こちらはブラウザでタイピングするタイプで、20000を超えるタイピングアプリが無料で使用できます。長文のタイピングを目指す前にホームポジションから練習したい方にもおすすめです。
成功タイピング
ただ言葉を入力するだけではなく、やる気の出る言葉や人生に役立つ言葉を中心に練習コンテンツを提供しています。こちらも無料ですので、ポジティブな言葉の入力でご機嫌になりながら長文のタイピング練習をしてください。
タイピング無料ゲームスタジオ
長文はもちろん、いろいろなタイピング練習ができるサイトです。太宰治の小説を入力しながら長文のタイピング練習ができます。
パソコン速記検定試験
こちらのサイトでは、日本情報学習振興協会で行っている会話や説明文を入力する体験が可能です。体験は3級試験の練習問題で、長文ではなく短文ですが改めて話し言葉のスピードが速いことを認識できるでしょう。
まとめ
長文タイピングは、文字を見ながらでは10分あたり400文字を目標にして、慣れてきたらヒアリングしながら10分あたり1000文字の入力を狙っていきましょう。今回ご紹介したサイトで長文のタイピングを練習しながら、必要に応じて入力するタイピングする姿勢、単語登録などのツール、指や手にあうキーボードなどの機器を見直してください。根気よく続けていて頂き、スピーディなタイピングを目指しましょう。