ユーザーを惹きつけるサイトを作る、UXデザイン9つの法則

Alan Smith

Alan Smith氏は、ITの領域において幅広い経験をもつ、テクノロジーに関する熱心なブロガーです。彼は現在、ロサンゼルスに拠点を置くSPINX Digital Agencyと連携して仕事をしています。

この記事はUsabilityGeekからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

9 Rules For UX Design (2018-05-23)

UXを意識してデザインされたWebサイトは、ロイヤリティの高いユーザーを生み、コンバージョン率を改善できる機会が多くなります。ユーザーとの関係を構築できるかどうかは、企業のUXデザインにかかっているのです。以下の9つのルールに従ってサイトのUXを強化し、さらなるコンバージョン率向上を目指しましょう。

1. ユーザーを巻き込む

ユーザーは自分たちが好きなWebサイトには自然と惹かれるものです。人々がWebサイトにおいて何を求めるのか知りたければ、シンプルに本人たちに聴けばよいのです。デザインプロセスでユーザーを巻き込めば、自然とより良いUXを作れるようになります。デザインプロジェクトにおいては直感も有効ですが、サイトのデザイナーにとって直感的なことがユーザーにとっては異なるかもしれません。ユーザーに聞いてみることで、より信頼できるデザインアイデアが得られます。

どのようにユーザーと対話するかはユーザーの属性によってきます。TwitterやFacebookでのアンケートや、購入後のアンケート、あるいはSnapchatでユーザーに好きなもの・嫌いなもののスナップをとってもらうなど、さまざまです。これらはユーザーのインサイトを得るのに役立つだけでなく、ソーシャルメディア上で自社ビジネスのプレゼンスを高めることにも繋がります。彼らが集まる場所に行き、アドバイスをもらい、そしてその助力に対してインセンティブを提示しましょう。あなたがどうUXを改善できるか数分語ってもらうには、10%引きのクーポンやリリースの際のファーストアクセスなどが妥当でしょう。

2. 認知的負荷を考える

もしユーザーがWebサイトで求められる行動を理解するのに時間がかかるなら、UXが乏しいと言えるでしょう。UXをデザインするときは、ユーザーの心に起こる問題を考えなければいけません。その方法の1つが、科学的なアプローチです。認知的負荷を考慮しましょう。これは特定のタスクが、その実行者に要求する思考の量を表す心理学的用語です。認知的負荷の中でUXと関連してもっとも重要なものは、内生的認知負荷です。これは作業そのものが持つ負荷を指します。Webサイトやアプリでは、ユーザーが指示を完了することが難しいほど、認知負荷が大きいといえます。次にどう行動すべきかが、簡単にわからなければいけません。そうでなければ、ユーザーはサイトから離れてしまいます。説明は理解しやすいよう短く簡潔にしてください。なかでも直観的に使えるかどうかが重要です。

Webサイトに関連するほかの認知的負荷としては、密接的認知負荷があります。これは情報処理とスキーム構築に重点を置いた、人の学習システム上で、どれだけ負荷が大きいかを指すものです。Webサイトやアプリには、ユーザーが認識する決まったデザインパターンがあります。ユーザーが決まったパターンを認識すれば、新しいデザインパターンを理解し、一からスキームを構築するよりも早く操作方法を習得でき、UXが向上します。

3. シンプルに考える

サイトを利用するとき、バカにされた気分にはなりたくないでしょう。そのような気分になれば、ユーザーは当然ながらサイトの利用を止めてしまいます。人々は理解できない状況ではほとんど我慢しない傾向がありますが、テクノロジー関連ではこの傾向はさらに強くなります。最新のUXをデザインするとき、シンプルにすることはとても重要です。あまりにも複雑な言い回しや過剰な装飾は、サイトに何のメリットも与えないでしょう。

人々はオンライン上では素早く意思決定する傾向があるため、選択肢を明確に示し意思決定しやすくすることを心がけましょう。余計なものをなくし重要な情報に絞ることで、ユーザーは素早く簡単に決断ができます。紛らわしいUXはユーザーに、問題のあるサイトだと感じてしまいます。デザインがスマートで使いやすければ、ユーザーはサイトをより快適に感じるでしょう。

4. 一貫性のあるデザインにする

一貫性のあるデザインは、効果的なUXデザインルールのひとつです。Webサイトは明確なデザインにしましょう。ユーザーがWebサイトのデザインスタイルに慣れて余計なことを考える必要がなくなれば、操作が簡単になるでしょう。ユーザーがサイトを素早く操作できれば、サイトから直帰しにくくなります。わかりやすいデザインは、UXを向上させるだけはでなく、ユーザーがブランドを認識し覚えやすくなるとの効果もあります。これはブランド強化に繋がるでしょう。

5. 意図的にデザインを作る

UXは直観的で使いやすくあるべきですが、単調に見えてはいけません。Webサイトやアプリに、ユニークでクリエイティブな要素を盛り込み、ユーザーを惹きつけてWebサイトに留まらせるようにしましょう。デザインは意図的に作りましょう。ユニークな機能が多すぎると、サイトは一貫性のないいらいらするものになってしまうかもしれません。印象深いWebサイトにするのに十分な程度でやめにしてください。

意図的にWebサイト全体をデザインしましょう。さまざまなデザインがありますが、どれも互換性があるものではありません。間違ったデザインスタイルを選ぶと、Webサイトやアプリユーザーにとっての魅力は低下してしまうでしょう。Webサイトやアプリなどの強力なUXは、ブランドの印象やユーザーの満足度に適したデザインスタイルであるか、に一部依存しています。

6. 見た目より機能にフォーカスする

Webサイトやアプリを魅力的な見た目にすることは大切ですが、機能はそれ以上に重要です。多大な工数をかけてWebサイトやアプリの見た目をよくする前に、インターフェイス上で機能が素早く簡単に機能するようにしてください。

7. デザインプロセスのどこにいるかを知る

UXデザインは広範で複雑なプロセスです。人々が求める優れたUXに辿り着くためには、長い時間がかかります。そのため、目の前の小さなステップごとの結果を追うことに囚われて、プロジェクト全体を見ることを簡単に忘れてしまいます。

ユーザーにフィードバックを求めるならば、デザインプロセス全体についての視点を持つことは特に重要です。プロセスの個々のステップには詳細な目標があるけれども、全体的な目標が曖昧なのであれば、ユーザーフィードバックはまったく役に立たないでしょう。また、デザインプロセス全体の視点での目標を持つことは、ユーザーへの質問決めを助けます。個々のステップについて個別に尋ねるのではなく、デザイン全体の効果を分析する質問をしてください。各ステップはWebサイトの最終目標を達成するために動いているため、デザイン全体がどう機能しているかが、ユーザーからのフィードバック情報のなかでもっとも重要なのです。

8. 経験をパーソナライズする

ユーザーがスクリーンの向こう側に、機械ではなく人がいるという感覚を持てば、Webサイトやアプリの利用率は指数関数的に上昇するでしょう。ユーザーとのつながりを深めることで、彼らのプラットフォーム上での経験が強化され、ブランドへの忠誠心を築くことができます。

もしあなたのWebサイトやアプリが他と同じように見える場合は、すぐに忘れ去られてしまうでしょう。人間味のないデザインはユーザーを惹きつけません。ユーザーがスクリーンの向こうに、機械ではなく人間味を感じるようなデザインにできれば、さらに多くのユーザーを惹きつけることができ、WebサイトやアプリのUXは向上するでしょう。

9. ユーザーエラーに備える

ユーザーが操作を誤っても機能するように、体験をデザインしましょう。たとえば検索エンジンのオートコレクト機能について考えてみましょう。もしこの機能がなければ、人々はオンライン検索で多くのことを調べられません。共感的な視点によるデザインは、ユーザーが直面する問題の回避に役立ちますが、すべてのエラーは予測できません。エラーのポップアップ表示をするときには、指示を必ず添えるようにしましょう。単に「エラーが発生しました」と伝えるのではなく、エラーの修正方法を指示してください。ユーザーエラー後にWebサイトやアプリが使用不能になるのであれば、多くのユーザーを逃すことになります。

まとめ

多くのデザイナーはWebサイトやアプリを作る途中で、それを使用する人たちのことを忘れてしまいます。UXデザインを改善してトラフィックやコンバーションを増やし、直帰率の低下に繋げましょう。