アプリ内ジェスチャーはどうUXを形作るか

Dana Kachan

DanaはB2BのマーケティングコンサルエージェンシーRioksのライター/マーケティングスペシャリストです。

この記事はSpeckyboy Design Magazineからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

How Are In-App Gestures Shaping User Experience?

一昔前までは、マウスでホバリングしたりクリックしたりすることがWebサイトやモバイルアプリにおいての主たるインタラクションでしたが、もうあの頃のことは忘れなければなりません。

2007年にAppleが最初の完全タッチスクリーンのスマートフォンを発表したときに流れが変わりました。それ以来、ジェスチャーは従来の「クリック」の座を奪い、今でもUIデザインで最もホットなトレンドの一つとなっています。直感的に理解できるこれらのジェスチャーは、モバイルデバイスとのインタラクションに関する考え方を劇的に変えました。

アプリ内ジェスチャーは、UXに大きな影響を与えます。どんなモバイルアプリを作るにしても、モバイルデザインにジェスチャーを組み込むことは必然です。その理由は3つあります。

アプリ内ジェスチャーはコンテンツの邪魔をしない

ジェスチャーベースのナビゲーションは画面スペースを解放し、ユーザーはコンテンツに集中することができます。ナビゲーション要素を最小限に抑えることで、ユーザーは気を散らされることなくアプリを利用することに集中できます。

たとえば余分なボタンを削除したり、ユーザーが右にスワイプしたときにメニューにアクセスできるようにしてメニューを非表示にするなど、貴重なコンテンツを表示するための領域を確保する方法はたくさんあります。これはiOSとAndroidの基本的なジェスチャーの一つなので、ユーザーはこれに慣れている可能性が高いでしょう。

ジェスチャーを使用して、の可能性を示す微妙な視覚的なヒントの効果を作成し、コンテンツのティーズを作成できます。

ジェスチャーを使ってコンテンツのチラ見せをしたり、視覚的なヒントでどんなアクションが可能かを提示することができます。次の例を見てください。これは単に、現在のカードの背後に他のカードが存在することを示し、スワイプが可能であることを明確にします。

アニメーションとジェスチャーを組み合わせてより生き生きとしたUXに

便利さだけではモバイルアプリを成功させることはできないということは周知の事実となりつつありますが、現代のユーザーの要求は上がっており、アプリはよほど魅力的なものでなければユーザーは満足しません。アプリ内ジェスチャーとアニメーションを組み合わせて、モバイルデザインに組み込むことで、UXをより生き生きとさせることができます。

アニメーションは、ユーザインタフェースがアクションまたはタスクを完了するようユーザに通知する主要な方法です。

Interaction Design and Complex Animations』という電子書籍によると、アニメーションの最も重要な機能は以下の5つである。

1. アニメーションによる通知
2. 情報の公開
3. コンテンツのハイライト
4. フォームとメニューの折りたたみ
5. スクロール

あなたが毎日使っているアプリで、これらのアニメーションがどれだけ使われているかを考えてみてください。タッチ動作に追従する滑らかなアニメーションは、ユーザーのモバイルアプリとのインタラクションをより楽しいものにします。

最後に、主にタッチとスワイプのジェスチャーとアニメーション効果を使用すると、アプリケーションのUIを楽しく、生き生きと、クリーンで、最小限に抑えることができます。

顔認識はUXを変えるか

指紋認証、顔認識、音声認識、虹彩スキャンはもはやスパイ映画ではありません。バイオメトリクスベースの技術を搭載したプロダクトが従来の要件を追い越している一方で、顔のジェスチャーがUXを変え始めています。

現在、テクノロジーの世界では表情が大きな注目を集めています。つまりUXデザイナーは、このようなユニークな形態の個人識別とID管理をモバイルアプリに取り入れる検討を始めるべきなのです。これにより、エンドユーザーとこのテクノロジーを使用する企業の両方がセキュリティをより高い次元へと引き上げることができます。

顔認識は、想像以上に大きな可能性を秘めています。うんちのアイコンで「私は、あなたを愛しています」と言って顔の表情を模すだけの機能ではないのです。ただ一方で、顔認識がアプリ内ジェスチャーの古き良きタッチやスワイプに取って代わると言うには、時期尚早です。

まとめ

完全には意識されていないかもしれませんが、われわれは日常的に12種類のジェスチャーを使ってタッチスクリーンの端末とやりとりしています。そして、2019年にはさらに頻繁に使用するようになるでしょう。

アプリ内ジェスチャー、アニメーション、顔認識は、デザイナーが2019年に新しいモバイルアプリUIを作ることを念頭に置くべき最優先事項です。今日(こんにち)UX業界では、より未来的でシームレスなプロダクトをユーザーに届けるために働き続けています。ですから、このことを心に留め、あなたのアプリを便利なだけでなく、シンプルで使いやすく、楽しいものにしてください。

競争の激しい市場では、ジェスチャーがUXにどれだけうまく実装されているかが、モバイルアプリの成功を大きく左右するでしょう。


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